インフルエンザ陰性とタミフルの薬代の全額自己負担

インフルエンザは、発症すると急激に熱が上がり、それに伴って、頭痛や関節痛、せき、たん、下痢、腹痛などの症状がでます。そのため、冬などの寒い時期にこれらの症状が出た場合は、すみやかに病院に行って医師の診断を受ける必要があります。病院での検査の結果、インフルエンザ陽性であると診断を受けると、その後のタミフルが処方される際には保険が適用されます。
しかし、中にはインフルエンザの疑いがあって、検査を受けたものの、医師からは陰性と診断される場合があります。陰性と診断された場合、患者がかかっているのはインフルエンザではなく、風邪であることが殆どです。このあと、医師にタミフルを処方してほしい旨を伝えると、インフルエンザの流行シーズンだと病院によっては処方してくれる場合がありますが、ここで注意しなければならない点があります。それは、この時に処方されるタミフルの薬代は全額自己負担になるということです。
日本において、抗インフルエンザ薬であるタミフルは、治療を目的に使用する場合に限り保険が適用され、薬代の自己負担分は患者に応じて1~3割となります。しかし、検査で陰性と判断された後に処方される場合は、インフルエンザの予防のためにタミフルを使用するとみなされるため、調剤薬局で支払う薬代は全額自己負担になります。
保険が適用されない場合、医薬品の薬代は医療機関で自由に決めることができますが、タミフルは薬価基準収載医薬品であるため、薬代の計算は収載されている薬価を使用し、保険診療適用時と同じ方法で計算されるのが一般的です。タミフルの薬価は317.9円で、調剤報酬の計算方法を使用した場合の薬代は3,200円となります。そして、この他の報酬を加えると、薬局でタミフルを手に入れる際には4,500円程度の費用がかかります。

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